ミドリフグが健康に暮らすためには、塩分が必要です。
わが家の塩分濃度遍歴とともに、人口汽水について考えていきましょう。
塩分濃度の測り方
まず肝心なのが、作った飼育水の塩分濃度を知ることです。
水の量と塩の量から計算で導き出すことも可能ですが、やはり実際に測る方が確実ですね。
わが家での測り方は・・・
塩分計を使って計測しています。
塩分計に飼育水を満たし、針の動きが落ち着くのを待ちます。
この塩分計では、青色で表記されている数値の範囲が海水です。
割合で言うと28~32%、比重でいうと1.020~1.024の辺りです。
塩分濃度遍歴(比重)
初期:1.004(6%)
ミドリフグ購入前の、水槽の立ち上げから汽水を作る必要があります。
淡水でバクテリアを定着させたとしても、汽水にするために塩を入れたら淡水バクテリアは生きられないからです。
飼育開始時の塩分濃度については非常に迷いましたが、幼少期や販売店では淡水で管理されているケースもあるようだったので、あまり濃くし過ぎず、比重1.004の汽水を作りました。
1年目:1.010~
ミドリフグの体長が約2センチほどに成長し、徐々に比重を上げていくことにしました。
調子を崩すこともなく、濃くなっていく塩分に順応しているようでした。
淡水より海水の方が病気の発生も少ないという説もあり、個人的には早く濃度を上げたい気持ちでいました。
2年目以降:1.016~1.018
2017年12月現在の塩分濃度は1.0161~1.018あたり。
もう海水目前というところです。
3年も経つと水質も非常に安定していて、こうして計測するのも数カ月に1回程度になっています。
これより高い濃度にはまだ戸惑いがあるので、濃くなりすぎないように定期的に測定していきます。
愛用の塩分計
アクアリスト御用達のTetora社製。
上部がつかみやすく設計さているので、手を濡らすことなく気軽に計測できます。
私の場合、計測するのは水換え作業後でどのみち手が濡れているので、専ら水槽内に沈めて測っています。
どちらの方法でも測定値に違いはありませんのでご安心ください。