多頭飼育下のミドリフグには、均等にエサが行きわたることがとても大切です。
そのために、与える時間帯によってそれぞれ気を付けていることがあります。
朝ごはんの注意点
まずは、水槽内の全員がしっかりと目覚めていることが大切です。
魚は眠っていても目を閉じないので、眠っているか・活動中か、動きや反応から読み取れるように日ごろから観察しておきましょう。
活動中も底の方でじっとしているのを好む個体もいますので、それぞれの性格をよく把握しておくことが大切です。
このとき、エサの時間になってもどうしても起きない個体がいる場合は、無理に起こすのはNGです。
音や動きで驚かしたりすると、その瞬間的なストレスでエサを拒否する可能性が高いためです。
無理に起こさず、夜ごはんを多めに与えるなどして調整しましょう。
夜ごはんの注意点
ポイントは、エサをじらし過ぎない事。
まんべんなく行きわたらせたいからといって、ごはんのサイン(手をかざしたり、エサの容器を見せたり)をしてから時間を置くのはお勧めしません。
ミドリフグは食欲旺盛+短気なので、あまりにエサがもらえないと激しく泳ぎ回ったり、他のミドリフグを追いかけたりして怒りを露わにします。
多頭飼育でのエサやりは楽しくもありますが、注意しなければトラブルの原因にもなります。
しっかりと水槽内の様子を見極めて、ミドリフグたちの平和維持に努めましょう。