ペットとのふれあいの中で、最も楽しい時間の1つが食事です。
用意したごはんを元気よくたくさん食べてくれると、幸せな気分になりますよね。
ただし、ミドリフグの多頭飼育の場合は注意が必要です。
ミドリフグのエサの与え方
ミドリフグの給餌は、朝と夜の2回というスタイルが定番でしょうか。
わが家も、朝7時頃と夜10時頃の1日2食としています。
この朝と夜では注意点が少し異なるのですが、まずはどちらにも共通することを。
エサの取り合いに注意
基本的には、ミドリフグ同士のエサを取り合いから激しい闘争に発展しないように注意が必要です。
単独飼育であれば、冷凍アカムシを解凍せずに投げ入れても大丈夫。(水は汚れますが)
ですが多頭飼育の場合は、全員に行き届くという点がポイントです。
1匹が全部食べてしまっては、他のミドリフグの怒りを買い、争いが生まれます。
更に、長期間特定の1匹だけにエサが偏ったままだと体格差が広がっていきます。
体格差は非常に危険です。大きなミドリフグが小さなミドリフグに本気で噛みついたら・・と考えると、冷や汗が出ます。
以上の点から、多頭飼育の場合はまんべんなくエサが行きわたることが大変重要です。
冷凍アカムシは溶かして与える
まず定番の冷凍アカムシは、解凍して与えることが一番簡単です。
小皿に冷凍アカムシを入れて、10分ほど室内に放置すれば程よく溶けます。
早く溶かしたいときは、水槽の照明の上に置くと電球の熱でやや時短できます。
あとは、ピンセットやスプーンですくい取って水槽へ入れましょう。
解凍した際にでる水は飼育水を汚す原因になりますので、アカムシ本体のみ入れることをお勧めします。
冷凍アカムシをカットして与える
凍ったままの冷凍アカムシを、包丁で切って与えることもあります。
当たり前な事ですが、ミドリフグの数(+α)の個数に切り分けましょう。
サイズは厳密に均等である必要はありません。食べている途中に溶けていくのと、ミドリフグ同士でエサを交換(奪い合い)することもある為、神経質になりすぎることもないでしょう。
粒エサは時間差・高低差で入れる
ミドリフグによって、水面に浮いているエサを好む個体もいれば、底へ沈んで行くエサを好む個体もいます。
日々それぞれの捕食風景を観察して、浮かせたり・沈めたりする工夫が必要です。
愛用のグラニュールパファー(粒エサ)は、そっと入れると長時間浮きますが、水面より10センチほど高所から落とすように入れると良く沈みます。
このようにエサが浮遊するエリアをコントロールして、極力均等に与えましょう。