茶ゴケの根本的な対策としては、浄水器や容量の大きなフィルターの使用が最も効果的です。
それでも、水換えや手入れの頻度が落ちると生えてしまうのがコケ。
次は生えてしまったコケを取り除く方法です。
生き物に任せる
水槽面に張り付くタニシや貝などに任せている方も多いでしょう。
そこで問題なのが、ミドリフグの飼育水が「汽水(きすい)」であることです。
汽水(きすい)とは海水と淡水が混じり合う水域で、熱帯魚界隈でいう海水よりも塩分が少なく、真水(淡水)に比べると塩分が多いという中間層。
淡水に生息する貝にとっては塩分が害になり、海水に生息する貝にとっても塩分の違いから徐々に体調を崩す一方でしょう。
色々と悩んだ結果、わが家の汽水水槽に迎え入れたのが「カノコ貝」です。
汽水対応のコケ取り貝・カノコ貝
汽水で生息し、かつコケを主食とする貝を探していたら、カノコ貝にたどり着きました。
生息するというよりも、汽水域で繁殖(産卵)をする性質がある様です。
ハッキリと汽水OKと書かれている貝が他に見つからなかったので、まさに救世主の様でした。
わが家にいるのは「シマカノコ」と、ノーマルなカノコの2種類です。
ご覧のとおり、縞模様があるのがシマカノコ貝。
2枚目の、小さな角のある黒い貝がノーマル(?)なカノコ貝です。
どちらも水槽面のコケをよく食べてくれる大切なタンクメイト。
転倒時に注意。
時折、カノコが水槽面から離れて横転していることがあります。
高い場所からうっかり落ちた可能性もゼロではありませんが、ミドリフグにつつかれた可能性の方が圧倒的に高いです。
横転した場合は、即座に起こしてあげましょう。ミドリフグに食べられてしまいます。
貝の救助のために、水槽の底面まで届く長いピンセットかスポイトを常備しておくと便利です。