ミドリフグ会議

ミドリフグの飼育記録。2015年より4尾混泳で飼育中

【アンモニア対策】エサ編・その1

ミドリフグを飼育する中で、最も身近な有害物質が「アンモニア」です。

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すべての観賞魚につきまとうものですが、ミドリフグはその特徴的な生態から密接度が高いと言えるのではないでしょうか?

ではアンモニアの発生原因からご紹介します。

アンモニアの発生源:エサ

発生源の1つにミドリフグに与えるエサがあります。水槽内に長時間残されたエサは腐敗し、アンモニアを発生させます。

エサは食べるものだから、水槽内に残らないのでは?と思いがちですが、ミドリフグの食事風景は他の観賞魚とは異なった特徴的なスタイルな為、エサが水槽内に残留する可能性が高いのです。

ミドリフグの特徴的な食事方法。

ミドリフグにはがあります。

こちらの写真で、上下それぞれに尖った歯が確認できます。(あくび中の写真)

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この丈夫な歯がある為、冷凍のエサやペレット状のエサもかみ砕くことができます。

他の魚が一口で食べるところをミドリフグはこの歯で咀嚼するので、口からこぼれ落ちた細かな欠片が水槽内に残留してしまうのです。

また歯を使って噛まない場合でも、エサを「口に入れる・口から吐き出す」という行為を繰り返す習性があります。

それ自体は一瞬の行為なのですが、口からエサがひょこひょこと出入りするたびにほぐれ、やはり食べきれない細かなエサの破片が発生してしまいます。

対策方法は・・・

残念ながら、食べこぼしそのものを防ぐ方法は見つかりませんでした。 

生き物の習性なので、受け入れましょう

長いアカムシを口からひょこひょこさせたり、大きな人口餌を力強くかみ砕く姿は他の魚にないチャームポイントです。

そして基本的な対策としては、底砂の中ほどの深さまで定期的に清掃することです。

あまりにも食べこぼしが多い日は、適宜取り除くと安心です。

スポイト等で底砂に優しく水を吹き付けて表面のゴミを水槽の隅へ集め、ある程度まとまったところで一気に吸い上げると簡単ですよ。