鑑賞魚を飼ううえでの楽しみ、エサやり。ミドリフグや多くのフグたちは雑食性なので、いろいろなものを与えられます。ここではわが家で与えているエサと注意点をご紹介します!
エサの時間を察知して集まって来るミドリフグたち。(自宅水槽にて撮影)
ミドリフグはグルメ?!
ミドリフグにエサを与えて初めて思ったことは、食べ方が汚い。(笑)
なぜかエサを口に入れたり出したり・・
エサの選り好みもあります。
冷凍や生の海老は食べますが、乾燥エビは見えないふり。
人口エサも食べる種類と食べない種類があります。
ミドリフグは拒食になった話もたくさん聞きますので、好き嫌いはあれどいろいろなものを食べられる方がいざという時に安心です。
エサの種類
わが家で実際に与えているエサをご紹介します。
冷凍アカムシ
不動の人気1位です。
4匹均等に与えたいときは溶かしてからピンセットで入れますが、基本は塊のまま入れています。
塊で入れると水がやや黄ばんでくるので、溶かして与えるのが水の為にもベストです。
乾燥エビ
わが家ではいまいち人気がありません。
冷凍エビ
乾燥に比べ、冷凍は人気です。
殻と足は食べないため、面倒ですが事前に取り除きます。
人口餌
こちらのエサを飼育当初から与えています。
硬いのでプチプチと音を立てて食べています。
貝類
生のあさりを、内臓を取り除いて与えることができます。
2匹で1つくらい。
エサの適量
与える回数はアクアリストによって違いがありますが、ここではわが家のケースをご紹介します。
1日2回 3分以内に食べきる量
2才?のミドリフグ4匹に与える量は、朝と晩に冷凍アカムシ1つずつです。
最初は溶かして少しづつ投入していたのですが、現在は冷凍の塊のまま入れています。
日によって食べられる量に個体差が出てしまうので、寝ていて食べられなかった子がいる場合などは人口餌を少量追加しています。
水槽立ち上げ初期は注意
水を立ち上げて間もない時期は、まだ生物ろ過が不安定です。
フンや食べ残しを極力減らし、濾過サイクルを完成させることを優先するためエサは少なめに与えましょう。しっかり与えないと不安という場合は、食べ残しが出ない様に1回量を複数回に分けて与えるのもOKです。
エサを与える際の注意
偏った与え方はNG
食事をするということは、栄養を吸収し、排泄をするという事。
1種類だけを偏って与えると調子を崩したり、便秘になることもあります。
エビを与える際は殻や足など消化できない部分は取り除くといいでしょう。
わが家では時間に余裕がある時は剥いて与えています。
歯の調整が必要
また「硬いエサ」を与える場合は注意が必要です。
人工ペレットのような硬いエサを継続的に与えると、ミドリフグの歯が必要以上に成長してしまう可能性があります。
歯のバランスが崩れると、エサを十分に食べることができなくなり、拒食や栄養失調で体調を崩す危険があります。
伸びた歯はサンゴ石などを齧ることで適切な長さに保たれていますが、それが叶わない場合は人為的に切る必要が出てきます。