ミドリフグ会議

ミドリフグの飼育記録。2015年より4尾混泳で飼育中

ミドリフグ水槽の白にごり対策、○○はつかっちゃダメ?!

ピカピカの水槽で優雅に泳ぐミドリフグ・・・を見るはずが、なんだか水がにっごてる?!いますぐスッキリしたい!そんな白濁りの私流対処法をご紹介します。

※各処置についての効果は個人的な見解です。実施される場合は充分ご検討のうえ自己責任でお願い致します。

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すこし濁っているミドリフグ水槽。(自宅水槽にて撮影)

活性炭は使っちゃダメ?!

活性炭には、においや汚れを吸着する性質があります。
すると、もしかして大事な「塩分」も取り除いてしまうのでは?という疑問が芽生えませんか?
わたしが行きつけにしているアクアショップでは、汽水水槽での活性炭使用はおすすめできないとの事でした。
ミドリフグの病気の治療の際に非常にお世話になった店員さんのご指導なので、個人的に信頼しています。
ですが、一般に海水水槽でも活性炭を入れている方は多くいるようです。

白濁りの原因別対策

活性炭は不安かも、そう思われた方は以下の方法をお試しください。

細かな汚れが常に舞っている場合

水の中には肉眼では確認できない様な微生物や微粒子がたくさん存在します。
それらが沈殿や濾過をされずに浮遊している場合は、
・水流が強く、沈殿する前に舞い上げてしまっている
・フィルターが目詰まり、または目が荒く濾過できない
などが考えられます。
対策としては、
・水流が強い→弱く調整する
・フィルター→目の細かいものに替える、2重にする
などがあります。
水流が弱くできない場合は、水槽サイズに対してフィルターがあっていない可能性があります。
すぐに買換えできない場合は、水が強く落ちる場所にブロックなどを配置して水の流れを分散させる方法があります。

生物濾過サイクルが未完成の場合

水槽の中には、魚のフンやエサの食べ残しなど目に見える汚れの他、それらが腐敗して発生するアンモニアなどの有害物質がありあます。
フンやエサであれば、フィルター等の物理的濾過で除去できますが、アンモニア亜硝酸を分解するためにはバクテリアが必要です。このバクテリアが増え、定着し、活動するためには酸素が不可欠です。
つまり、対策としては
バクテリアが足りない→エアレーションにより酸素を供給する
となります。
すでにエアレーションが十分である場合は、市販のバクテリア添加剤を使うとよいでしょう。わが家でも換水量が多い時や水槽の立ち上げ時には利用しています。

水質の急激な変化が原因の場合

水質と一言にいっても、たくさんの要素があります。
水温、塩分、PH、アンモニア濃度・・・
これらの要素が変化し、活動できなくなったバクテリアの死骸が水槽内に浮遊することで白濁りとなる場合がります。
水換え後の白濁りであれば、手順にミスがなかったか確認してみましょう。
カルキは抜きましたか?
塩の分量はあっていますか?
極端に温度差のある水を入れませんでしたか?
作業に問題がなければ、塩分の比重、アンモニア、PH、亜硝酸などを測定し、規定値から外れていないか確認してください。
淡水・海水・汽水に生息するバクテリアは、それぞれが異なります。
たとえば淡水水槽に塩分を加えると、それまで活動していたバクテリアは対応できず死んでしまいます。

あとがき

如何でしたでしょうか。
今回はとても初歩的な白濁りのご説明でした。

皆様の水槽がきれいに透き通りますように!